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お菓子 |
解説およびレシピ |
トウランス |
錠前屋の少年と
洗濯屋の娘
【ウィーン】
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昔、ギルド制がカッチリしていたので、細分化されてました。
結構、自給自足でもあったから困らないし、高価だから道具は大事に
使っていたでしょう。
(これ、本式で作るとすごく手間暇かかる!って所がトウランス…)
(あえて2つ1組)アーモンドを押込んで作るのが錠前屋
中に入れる干し杏を戻す作業が洗濯屋。ここでは、生のハタンキョウとアンズを使う
簡単な作り方を。
◇材料(各5個分)◇
- プラム5個,アーモンド5粒,アプリコット5個,角砂糖5個
- 衣《薄力粉200g,卵1個,牛乳80cc,白ワイン80cc,砂糖40g》
- 粉砂糖適宜,揚げ油
◇作り方◇
- プラムとアプリコットはそれぞれ縦二つ割にする。
- 種を取り除き、その穴にプラムにはアーモンドを、アプリコットには角砂糖を詰め、各半割りを合わせておく。
- 衣を作る。卵は卵黄と卵白に分けておく。
- ふるった薄力粉・卵黄・牛乳・白ワインを合わせてよく混ぜる。
- 卵白を半ば泡立て、砂糖を少しずつ加えながら角がピンと立つまで堅く泡立て、3に加え、さっくりと混ぜる。
- 2を4の衣で包み、180度の油で揚げ、器に盛って粉砂糖を振り掛ける。 温かいうちに。
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エクセル |
ピュイ・ダムール
愛の泉
【フランス】
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黒の一族のただなかにあって、美と儚なきものを愛し続けていた、驚異的な精神の
豊かさに。(隠語辞典でピュイ・ダムールをひくと、いやんな意味に(^^ゞ)
おいしいのよー、コクラン・エレのは。上にまぶした粉砂糖が、キャラメル化して。
簡単にクッキー生地で作っても構いません。 (ゆめゆめ、隠語辞典を引かないよう)
◇材料(直径6cmタルトレット型12個分)◇
- パート・シュクレ《薄力粉150g,バター100g,砂糖50g,卵黄1個,バニラオイル少々》
- カスタードクリーム《薄力粉25g,砂糖50g,卵黄2個,牛乳250cc,バニラエッセンス少々》
- 粉砂糖適宜
◇作り方◇
- パ−ト・シュクレを作る。バターをクリーム状に練り、砂糖を2〜3回に分けながら、白っぽくなるまですり混ぜる。バニラオイル・卵黄も混ぜる。
- ふるった薄力粉を1に入れ、カードで混ぜ、まとめてラップに包み、冷蔵庫で30分〜1時間ねかす。
- 2を打ち粉をした台の上で、2〜3cm厚さにのし、タルトレット型に敷き込み、はみ出した生地を切る。ラップをかけ、冷蔵庫で30分〜1時間ねかす。
- 3の底面にピケし、天板にのせて、170度のオーブンで15〜20分、から焼きし、網台の上で冷ます。
- カスタードクリームを作る。ふるった薄力粉、砂糖、卵黄を混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加え混ぜる。弱火にかけ、かき混ぜながら濃度を付ける。
エッセンスを加え混ぜる。
- 4の皮にカスタードクリームをたっぷりと詰め、粉砂糖も多目にふりかける。 皮が焦げないように、カスタードの部分を残してアルミ箔で覆い、180〜185度のオーブンで15〜20分焼く。
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グラン |
牛の目と三つ穴
【ドイツ】
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円形が歪まないよう、丸い物は丸くと形とコツをこめて、命名された型抜きクッキー。
案外、きちんと丸くするのは難しいものです。
◇材料(40個分)◇
- クッキー《薄力粉300g,バター200g,グラニュー糖100g,卵1個,バニラオイル少々》
- 粉砂糖50g,アプリコットジャム300g,コアントロー大さじ2
◇作り方◇
- クッキーを焼く。バターをクリーム状に練り、グラニュー糖を2〜3回に分けてすり混ぜ、卵を加えてさらによく混ぜ、バニラオイルも加える。
- 1にふるった薄力粉を加えてカードで混ぜ、ラップに包んで冷蔵庫で1時間ねかす。
- 打ち粉をした台で、2を3o厚さにのす。
- 3を半分に切って、1枚を牛の目用にし、直径4pのリング型で抜き、その個数の1/2は2.5pのリング型で抜いて、穴をあける。
- 残りの生地は三つ穴用にし、直径4pの菊型で抜き、そのうちの1/2は直径5oの丸口金で中央部分の三箇所に穴を抜く。ラップをかけて冷蔵庫へ。
- 4の牛の目用は天板に並べ、160〜170度のオーブンで8〜10分焼き、冷ます。 三つ穴用も同様にして焼く。
- 2種のクッキーは、それぞれ2段に重ね、粉砂糖を振り掛ける。
- ジャムを煮詰め、冷ましてからコアントローを加え、コルネ袋に詰め、7の穴に絞る。
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ロリアン |
ジェラシー
―嫉妬―
【フランス】
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何枚もの葉っぱを重ねたように膨れ、表面が口を尖らせたように、めくれ上がります。
表面のグラスロワイヤルが焦げやすいので、スライスアーモンドに焼き色が付くのが
目安。(焼くのもほどほどに…)
アーモンドスライスをのせないで作ると”マッチ箱”になります。
昔の温度が高いと自然発火するマッチに見立てているわけね(焦げやすい)
◇材料(3.5cm×7cmの長方形40個分)◇
- フィユタージュ《強力粉100g,薄力粉150g,バター250g,塩少々,冷水125〜175cc》
- グラスロワイヤル《粉砂糖200g,卵白1個分,レモン汁少々》
- スライスアーモンド適宜
◇作り方◇
- フィユタージュ生地を3〜4cm厚さにのし、
- 幅3.5cm×長さ7cmの大きさに切り揃えておく。
- グラスロワイヤルを作る。粉砂糖に卵白とレモン汁を入れ、木じゃくしでよく練り混ぜ、角がおじぎする状態になったら出来上がり。
- 2の表面に3を平らにを塗る。天板に並べ、涼しい場所に置いて、グラスを乾かす。
乾いたらスライスアーモンドを散らし、250度のオーブンで約10分焼いて、きれいな焼き色を付ける。
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