『妖魔の封印』
(株)東京三世社 より
コミック 全12巻
(1989年4月30日 初版発行)
今年(97年)中に描き下ろし
(番外編)が発行予定
イラスト集 5冊。
ムック「占い&魔術10の秘法」
(株)プレゼントハウスより
ジグソーパズル(1000ピース)
(株)ジャランインターナショナルより
CDアルバム1枚
CDドラマ3部作
簡単な紹介 |
魔法が主流で、人間と妖魔が存在する世界。 世界の秩序が乱れ、それを正そうと力を尽くすシバに、力を貸すドリアス。 そのような関係が繰り返されることで、やがてシバの方もドリアスに心を許し、「不変の愛」の誓いを信じるように成っていく。 しかし、ある事件でシバのことを忘れてしまったドリアスが彼を殺そうと・・・。 |
第二部(コミック4〜12巻)
実体を無くし「今度生まれ変わったらお前の虜になる。 いつか巡り逢えるその日を待っている」とドリアスに言って転生して行くシバ。 「生まれ変わったお主には、転生前の記憶は無いのだ」と応えるドリアス。 こうして新しい物語が始まる。 転生したシバは、幼少の頃から魔術師としての能力に目覚め、修行の旅を続ける。 生まれ変わる瞬間からその全てを妖魔界から静かに見守り、時には、そっと力を貸すドリアス。 しかし、シバにはドリアスの記憶は全く無く、その存在すら知らない。 そんなある日、自分の顔を持たない死霊の王ラザイアが、シバの顔を気に入り、何とか自分のものにしようと画策する。 しかしドリアスによってその計画は失敗に終わり、その事件のことはドリアスによってシバの記憶から消されてしまう。 そして時が経ち、シバの年齢が転生前と同じになったとき、初めてその前に姿を表すドリアス。 初めて目にするドリアスの姿、シバにとっては全く知らない者であったが、色々な事件を経てやがてドリアスに信頼を寄せていく。 しかし、執拗にシバの顔を狙う死霊の王ラザイアによりドリアスは罠にはめられ、シバは顔を奪われてしまう。 果たして罠に落ちたドリアスは・・・ そして顔を奪われてしまったシバは・・・ |
感想とおすすめ |
最後の最後まで興味を引かれたのが「虜」というフレーズでした。 「虜」になってしまうと、どうなるのかは、イラスト集IVの番外編でしっかり描かれていますので、コミックスと合わせて観て下さいね。 この作品は妖魔と人間による「異種族間の愛」がテーマと成っています。 また、(株)ジャランインターナショナルからドラマCD3巻が出ています。
という凄く豪華なキャストです。 田中秀幸さんがメチャクチャ上手い! 低音で威厳のある声から甘くとろけるような声まで思いっきり堪能できます。 ヘッドフォンで「お主は、私のものだ」と甘くささやかれた時には、思わずのけぞってしまいました。 。。幸せ。。 CD第一巻はコミック第一部の終わりまで入っているので、最もまとまりが良く、CD第二巻は若干中盤で盛り上がりにかけますが、その分第三巻では、第二部のクライマックスまで堪能でき、楽しめます。 CD全三巻購入者には、CDSプレゼントがあり、これがまた楽しい。 ドリアスとシバのキャストが入れ替わっていたり、おチャメな番外編が収録されていたりします。 これらの四枚のCDに収録されている作品は葉月先生自らの脚本によるものです。 |