最初、「プリティ」という雑誌で、『烈華封魔伝』というタイトルで、連載していたのですが、雑誌が休刊になり、話が完結せず終わってしまいました。　その後、９６年に「ふぁんデラ」で『真・烈華封魔伝』と、タイトルも新しくなり、キャラ設定は同じままですが、ストーリィは新たに、連載が始まりました。 女性と見間違う美貌の退魔師・美神烈（みかみ れつ）と自称、希代の陰陽師・白牙院剛（びゃくがいん ごう）の主人公二人が、魔を祓ったり、霊を浄化したりする様子を描いた作品です。 しかし、単に勧善懲悪的な話ではなく、根底に友情や恋愛、親子愛などをテーマにしたものが多く、 胸をうつような物語が展開されていきます。 雑誌掲載時と単行本化とで、最終巻のラストの２ページ手前が少し変わっているという、単行本ＯＮＬＹファン泣かせとなった希有な作品。 私個人としては雑誌の時より、描き直した単行本の方が好きなので、よかったぁ　という気分です。